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登記記録、添付書面、事実関係、聴取事項及び注意事項に目を通した上で、法的(登記法)観点から事実関係を組み立てた上、で一定のひな形の形を作り解答用紙に落とし込む。 その後、解答と照らし合わせ、間違った個所を中心に解説を読み込む。 記述の勉強は択一と比べどうしても時間がかかってしまいます。 実力を高めるためにもっと演習したいと考えても、例えば1問辺り1時間近くかかってしまうと、こなせる数は必然的に限られてしまいます。 このことは兼業受験生の方であればなおさら問題となります。 そこで今回は、なるべく時間短縮を図りながら記述の実力を高める方法を綴らせて頂きます。この方法
司法書士試験について。 どうしても難関試験であるということで誤解されているところがあります。 その誤解が悪い方向に作用すると、合格から遠のいてしまうことになるため本当に注意して下さい。 この傾向は特に長期受験生の方に顕著です。 ただ逆に言うと、この誤解を解くことで合格が確実に近づくということです。
直前期真っただ中の受験生の方への応援企画第2弾ということで、 マガジン「勉強法の部屋」の読み放題企画を始めることになりました。 ※第1弾応援企画はこちらとなります。 【内容】 現時点(5月19日)で64記事 30,120円分を5月~7月にかけて期間限定で1ヵ月1,980円の読み放題の形で御提供させて頂きます。 対象記事は今後本試験まで不定期に随時追加させて頂きます。 少しでも効率的な勉強方法につなげて頂きたく、私自身の講師としての経験則、合格者の意見、予備校の本音等を反映した記事内容となっています。 応援させて頂きます。 勉強法の部屋(5月~7月期
以前「資格試験と学歴との関係」ということで、下記無料記事を綴らせて頂きました。 実際、講師として合格者を見届けた立場として、高学歴だからと言って端的に合格可能性が高いのではなく、試験慣れしているという意味で緩い相関関係が認められるに過ぎないと思います。 上記の「試験慣れ」という言葉の意味ですが、資格試験はあくまで資格試験であり、あくまで本試験問題はある一定の範囲からのみ出題されるにすぎないもの、そしてその一定の範囲から出題されるにすぎない問題には一定の特徴が存在すること。 この事実を強く認識した上で日々の勉強と向き合っているのか? 何となくテキスト、過去問、答練・
元大手予備校講師が語る「司法書士試験」独学受験生短期合格法 amzn.asia 980円 (2025年05月19日 07:48時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する あれもできていない、これもできていない・・・ 直前期真っただ中、どうしても気持ちばかり焦ります。 答練・模試、直前期講座、予備校の出題予想、書店の出題予想問題・・・ あれもこれも気になります。 ですが、例年の合格者がこの時期何をどのようにして合格しているのか? SNSの内容は元大手予備校講師の私が思うにあまり参考
答練・模試もいよいよ最終段階です。 答練・模試は、特に”午後の部”を有効活用するように心がけてみて下さい。 いうまでもなく午後の部は記述問題を2問解答する必要があることから、解答時間を択一、不登記述、商登記述、各60分としてタイムマネージメントする必要があります。 記述解答時間もさることながら、特に択一35問を60分で解答することはかなり大変なことです。正直なところ合格者レベルにおいても5肢全てに目を通す余裕はなく、2~3肢程度絶対に自信のある肢を組み合わせて解答しているのが本音のところです。 このシビアなタイムスケジュールを是非実体験して頂ければと思います。 この点にこそ答練・
日々の勉強について、人間ですからどうしても弱気になることもあります。 特に直前期は不安・焦りの気持ちともうまく付き合っていかなければなりません。時に勉強自体嫌になることもあります。 例年の合格者も全く同じです。 ですが、本試験当日が来ると逆に今度はもう1秒も勉強することはできません。 一瞬一瞬の積み重ね。 その積み重ねは、確実に本試験の得点の積み重ねと繋がっていきます。 残り期間はあとわずかです。 大切に積み重ねていきましょう。 「にほんブログ村」のランキングに参加中です。 「司法書士試験」「行政書士試験」「宅建試験」
元大手予備校講師が語る 「司法書士試験」 兼業受験生短期合格法 amzn.asia 780円 (2025年05月17日 08:29時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 記述演習の本音について 記述に関して私は講師時代、基礎講座の中における記述講座、および中上級の記述講座を担当させて頂いておりました。 私もそうだったのですが、ほとんどの予備校の記述講座は、講師の解法を学び指定された記述問題を論点を解説してもらいながら一緒に解くスタイルだと思います。 このやり方でも確かに実力は付きます。
元講師の立場として思うに、短期合格者にはやはり他の受験生とは異なるいくつかの特徴があります。 私は講師時代基礎講座も担当していました。 講義を始めて1ヵ月もたつと何となくですが「この方はすぐに合格するだろうな」ということを感じ取ることができます。 的中率はだいたい80%程度でした。そういった方は、毎年一定数いらっしゃったのですが、皆さん共通したものがあります。 今回のお話は、よく予備校のいう寝る間も惜しんで1日15時間勉強しましたという根性論・精神論のお話であるとか、〇〇講座、○○先生のおかげで・・・といった類のお話ではありません。 その人特有の資質、つまり属人性(すごい記憶力、
過去問論点だけでは合格点を取ることはできない。 このことは自明の理ですが、問題は未出論点をどのように修得するか?です。極論司法書士試験合格はこの点にかかっているといっても過言ではありません。 2つの方法があります。 ①問題を解きながら修得する方法 ②テキストを読み込みながら修得する方法 ①の方法は、市販のオリジナル問題集、答練・模試の問題をかき集めてひたすら演習する方法が最たる例です。確かに印象に残りやすいですが、時間対効果が悪くお勧めできません。また点の勉強となることから網羅性という点でも問題です。 合格者のほとんどは、②の方法で未出論点を修得しています。 こ
元大手予備校講師が語る 「司法書士試験」 兼業受験生短期合格法 amzn.asia 780円 (2025年05月14日 09:51時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 受験生の中で過去問を演習されていない方は、まずいらっしゃらないと思います。とはいえ量も多いですし、何度解いても間違ってしまう問題もあります。解いても解いても終わりがないのが過去問です。 そこで気になるのが、例年の合格者の過去問の完成度はどれぐらいでしょうか?また何年分の過去問を演習している合格者が多いのでしょうか? 言い換える
月単位、週単位、1日単位・・・ 今日はテキストを○○ページ読むぞ、過去問を○○問解くぞ・・・ ほとんどの受験生の方は、日々の勉強に何らかの計画を立てています。 とはいえ、これまたほとんどの受験生の方が経験することですが、その学習計画は遅れていきます。 そうなるとどうでしょうか? 「自分はなんて意思が弱いんだ」といった具合に、段々とイヤになってきます。自己嫌悪に陥るかもしれません。モチベーションが低下します。 この悪循環に陥ることを防ぐためにも下記のように考えてみて下さい。 人間の本能として計画を立てるときは、120%となりやすいという事実が存在します。自分の学習環境、可
直前期はほとんどの合格者がそれまでよりも多くの時間を勉強に費やします。毎日10時間以上勉強しました・・・といった具合に。 この点に関して講師時代よく御質問頂きました。 「平日2~3時間、休日8時間の勉強時間で合格できますか?」 フルタイムでお仕事をされていたり、主婦の方であったり、何らかの事情で十分に勉強時間を取れない方が不安になる気持ちは理解できます。 気持ちも焦ります。 とはいえ、御安心できます。 上記の答えは「Yes」です。 実際に毎年、上記環境下で合格されている方は大勢いらっしゃいます。 ただし条件があります。その条件とは同じ土俵で闘わないことです。 少
そろそろ時期的に最後の答練・模試となります。 言い換えると本試験に対する最終調整の場となります。 いうまでもなく答練・模試は高得点だけを狙うものではありません。 得点できたか否かはあくまで副次的、結果論的なものです。 それよりも大切なこと、つまり今まで積み重ねてきた学習を本試験で100%いや120%出し切るために意識するポイントがあります。 是非以下の5つのポイントを意識してみて下さい。
論点をどこまで追いかけるのか? 悩ましい問題ですね。 確かに論点は追いかければ追いかけるほど出題可能性の高い論点を先取りできる可能性が高まります。 例えば商業登記法の論点のネタは、下記書籍からほとんど出題されています。いわゆるネタ本と呼ばれるものです。 商業登記ハンドブック〔第5版〕 amzn.asia 5,830円 (2025年05月12日 07:38時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する とはいえ、この本一冊だけでもP790あります。 とてもではないですが、覚えきることは
下記無料記事で大まかなこの時期から本試験までのスケジュールをお話させて頂きました。 今回の記事は、具体的な1日の勉強量と勉強内容となります。 まず、私が合格した年の直前期の1日のタイムスケジュールについてです。 6時起床、8時予備校の自習室に到着、勉強開始。 8時~11時30まで午前の勉強。 11時30~12時昼食。 予備校の周りを少し散歩する。 12時過ぎ~2時間単位で勉強 18時頃夕食 予備校の周りを少し散歩する。 18時30~22時まで2時間単位で勉強。 22時に予備校の自習室が閉まるので、向かいのカフェに行き閉店まで(23時まで)勉強。 帰宅。
勉強方法は十人十色、千差万別。 色々なアプローチ方法があります。 例えばテキスト一つとっても、まとめ表のようなものを中心としたコンパクトなテキストで合格される方もいらっしゃいますし、左にまとめ表、右に関連問題が掲載されたテキスト、又は文字がぎっしりと記載された昔ながらのテキストで合格される方もいらっしゃいます。 決して良い悪いの問題ではなく、合う合わないの問題です。 今回の記事はこの点に関して、自分にとって合う勉強法の探し方についてです。
「司法書士試験」勉強の本音 amzn.asia 980円 (2025年05月10日 08:34時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 直前期真っただ中です。 自分が思うようなスケジュール通りに進んでいない方も多くいらっしゃると思います。時に弱気になることもあります。 また、何年か受験されている方は今年も厳しいのかな?と無意識に不安に襲われてしまうこともあります。 ここから本試験までの時間は、全受験生全く同じです。 ですが、ここからやるべきことそして、意識付けによって合格可能性が大きく変わっ
合格可能性が少しでも高まるのであれば、やれることはすべてやる。 私自身が合格した年に意識していたことですが、答練、模試を受講する際に、本試験と同じ行動パターンを取ることを心がけていました。 ・朝の起床時間 ・会場に入る時間 ・お昼ご飯の内容 ・筆記用具 ・ペットボトルの種類 これらを本試験と同じ行動とすることで、心理的に本試験は特別なことではないといい意味で錯覚させるためです。 勿論狙いは、本試験当日の過度な緊張を避けるためです。 イメージしてみて下さい。 「始め」と試験委員の声がかかり、第1問目の憲法の問題と対峙している自分を。 なんだか地に足が付かないような
「司法書士試験」勉強の本音 amzn.asia 980円 (2025年05月08日 15:16時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する この度書籍を販売することとなりました。 内容は、このnoteで日々綴らせて頂いたものを加筆修正・追記した上でより読みやすい形となったものです。 予備校という立場を離れ、一個人として予備校のバイアスから離れた元大手予備校講師が、本音で「司法書士試験」の勉強方法を綴ったものとなります。 ・予備校講師としての経験 ・合格者の声 ・予備校の裏側 ・講師時代実際に接した
過去問演習について 私自身受験生時代、「とにかく過去問をやって下さい。」と講師にいわれ過去問を一生懸命演習しました。何回も何回も回したことからほとんどの問題を解答することができるようになりました。 自信を持った私は「もしかして一発合格かも?」と自信をもって本試験に挑みました。 ですが、結果は惨敗です。 確か基準点を少し下回る得点だったと思います。 「そうか、まだまだ甘いんだな、もっと過去問を回さなければ・・・」 そのように考えた私は不合格を確信した本試験翌日から早速過去問演習に取りかかりました。 ですが、結果は前年度とほとんど変わりがありません。 そこで講師に相
直前期の部屋(5月~7月期間限定)|W.B(元大手予備校「司法書士試験」講師)|note 全ての記事が980円で読み放題となります(期間限定5月~7月)。対象記事は今後本試験まで不定期で随時追加させて頂きます。 note.com 休息の入れ方。 例えば60分勉強したとしたら10分づつ休息を入れましょう、と言われることがあります。 この考えは本当に効果的でしょうか? この考えでは、せっかく気持ちが乗ってきても強制的に60分で断絶されるということです。では、70分、80分といった具合に休憩までの時間を延ばせば良いのかというと、今度は疲労から集中力を欠くことと
私自身の合格した年のお話となりますが、まずGW明けから6月に入るまでは、最後の弱点補強時期として勉強を進めていました。 使用した教材は、テキスト、過去問、答練・模試(ただし記述のみ)です。 どうしても記憶しきれていない論点、根拠があいまいな論点を中心に最後の手段としてとっていた丸暗記を意識してなるべく多く回すことを心がけていました。 根性論であったり、丸暗記は最終手段として考えていましたので、このGW明けぐらいからそれらを解禁し、ブーストをかけて多少の無理をしながら突き進んでいくイメージです。 6月に入ると、今度は本試験での万が一の度忘れを防ぎたかったことから、テキスト、過
直前期の部屋(5月~7月期間限定)|W.B(元大手予備校「司法書士試験」講師)|note 全ての記事が980円で読み放題となります(期間限定5月~7月)。対象記事は今後本試験まで不定期で随時追加させて頂きます。 note.com フルタイムで就業されている方・・・ 育休中の主婦の方・・・ 学生の方・・・ いわゆる専業受験生ではなく、どうしても時間を取れない方。 司法書士試験は難関試験であるということで、受験自体をあきらめてしまう方も大勢いらっしゃいます。 確かに予備校の講義を聴いて、テキストを読み込んで、過去問を演習して、答練模試を受講して・・・ と通常の学
司法書士試験の民事訴訟法の学習は条文知識を中心として補足的に判例を意識しながら進めていくべきですが、条文知識中心だからと言って思考が硬直的になることには注意が必要です。 例えば下記、民事訴訟法44条1項前段を御覧下さい。 第44条(補助参加についての異議等) 1.当事者が補助参加について異議を述べたときは、裁判所は、補助参加の許否について、決定で、裁判をする。この場合においては、補助参加人は、参加の理由を疎明しなければならない。 2.前項の異議は、当事者がこれを述べないで弁論をし、又は弁論準備手続において申述をした後は、述べることができない。 3.第1項の裁判
勉強しているのに実力がついている気がしない・・・ 答練・模試の得点が伸び悩んでいる・・・ いわゆるスランプと感じる時期は、合格者も含めおよそほとんどの受験生の方が通る道です。 ですが、過度に心配する必要はありません。 分かりやすように数値化可能な択一で例示すると下記の通りとなります。 ①~20問 ②20問~27問 ③27問~30問強 ①②③と択一得点の伸びの段階があるとして(午前午後共通です)、①まで到達する労力を100とすると、②③それぞれに到達する労力もそれぞれ100づつかかります。 つまり、実力が高まるにつれ伸びが鈍化していくということです。 こ
網羅的なインプットということで、テキストの読み込みは合格にかかすことができません。 ですが、ただ眼を通していても中々頭に入らないのも一つの事実です。 読書百遍義自ずから見る そのような言葉もありますが、時間対効果が低いやり方でありお勧めできるものではありません。 「そんなことが書かれていたよな・・・」 と本試験の問題を見たときにぼんやりと思い浮かぶのがのが関の山です。 それでは意味がないので、あくまで資格試験対策という意味で最も効果的なインプット法、つまり長期記憶に残りやすくかつ本試験問題の得点力に貢献してくれるテキストの読み方を、私自身受験生時代、限られた時間の中試行錯誤
講師時代、条文が出てくるたびに六法を参照しながら勉強を進めている受験生の方がいらっしゃいました。 六法を引くという行為、予備試験・司法試験ではともかく、司法書士試験の場合、試験の性質上必要とされていません。それどころか、六法を引く行為を挟むことによって思考の流れがその度に断絶されてしまいます。 資格試験にはそれぞれの特徴が存在しています。 いわゆる短期合格の方はその辺りの嗅覚が鋭く、ある意味いい意味でゲームのような感覚で常に最短距離を探りつつ勉強されています。 私自身合格し、何の因果か講師業を担当することとなって、本当に様々な受験生の方と接することとなりました。しばらくして
最も集中力が高まることで最も実力が伸びる直前期。 だからこそ直前期特有のトラップに引っかからないためにも、絶対に気を付けて頂きたいこと。
何反復しても記憶できない論点。 多かれ少なかれ全ての受験生の悩み事ですね。 何度反復しても記憶できないということは、単純な繰り返しではもはや脳は反応してくれません。 そうであれば何か別の切り口を考えてみる必要があります。 一例ですが、当該論点の意味、趣旨、存在意義からアプローチしてみるのも一つの手です。別段基本書(学者本)で調べる必要もなく(費用・時間がかかるため)、出題者が信頼できるネット記事でもいいです。 また、他の論点との知識混同が記憶を阻害している可能性もあります。そうであれば、他の類似論点とのそれぞれの差異を意識する等、工夫してみるといいかもしれません。
下記記事にも綴らせて頂いた通り、 過去問分析は試験対策的に非常に重要となります。 例えば民法一つとっても、司法書士試験、予備・司法試験、行政書士試験、公務員試験等といった具合に様々な資格試験で問われていますが、それぞれ明確な特徴があります。 他の科目との関連性、実務との兼ね合い等、理由は多種多様ですが、同じ民法でも論点の出題範囲・深さ等、異なります。ですので自分が受験する資格試験にターゲットを絞った学習を進めるためには、過去問分析行為は必ず必要となります。 司法書士試験の場合は、年度による出題傾向を踏まえて分析という観点で過去問と向き合うのであれば、令和以降の問
直前期真っただ中の受験生の方へ私なりに何かできないかということで、 マガジン「直前期の部屋」の記事を5月~7月にかけて期間限定で今回定額読み放題で御提供させて頂くこととなりました。 【内容】 現時点(5月1日)で35記事9,340円分を5月~7月にかけて期間限定で1ヵ月980円で読み放題の形で御提供させて頂きます。 対象記事は今後本試験まで不定期に随時追加させて頂きます。 本マガジンは、直前期特有の勉強方法、気持ちの持ち方等々を、私自身の講師時代の経験及び例年の合格者の声を反映した記事を集めたものとなります。是非御活用頂ければと思います。 直前期の部屋(5月~
司法書士試験合格者のほぼ100%が過去問を演習した上で本試験に挑んでいます。その過去問は問題はもちろんのこと解説に至っても大手予備校から出版されているものに関して、そこまで違いはありません。 ですが、司法書士試験合否という全く違う結果が生まれています。 勿論司法書士試験は過去問だけでは合格することはできません。 他の要素、例えばテキスト、答練・模試等々・・・もあります。 ですが、ほとんどの受験生が過去問を演習していることからやはり過去問抜きに合格を考えることはできません。 実際に問題出題者の試験委員は過去問を意識して毎年本試験問題を作成しています。難易度、傾向に年度に
今回の記事は、会社法467条1項2号の2についてです。 この467条1項2号の2は少しイメージが付きにくいかもしれません。 467条は事業を譲渡した結果、会社の事業内容に変更を来すことから株主の意思を反映(株主総会特別決議を経る)させるものです。 まず、ここでの事業とは「一定の事業目的のため組織化し、有機的一体として機能する財産」と判例上定義されているものです(最判昭40.9.22)。 事業譲渡の対価は組織再編行為等とは異なり会社法上、必ずしも金銭に限定されていません。 上記を踏まえてた上で、今回のテーマである会社法467条1項2号の2についてみていきましょう。
私自身合格した年、今の時期の学習の中心はテキストでした。 学習割合として、テキストの読み込み8~9割、過去問演習2~1割です。 このようにいうとよく御質問を頂きます。 「テキストを読み込んでも中々頭に残りません」 テキストを読み込むというと、どうしてもインプットのイメージが先行しますが、私がやっていたのはどちらかというとアウトプットです。 ”テキストでアウトプットする” 当時はそのような意識はなかったのですが、学習効率を考えるとこれが一番効果的であると思い実行しました。 結果、余裕をもって合格できました。 周知のとおり、記憶定着に一番貢献する方法は、論点を喚起することです。 つま
本試験が近づくにつれ、プレッシャーが高まります。 今年は何としても合格しなければならない! 早く合格して家族に恩返したい! 早く合格して人生を前に進めたい! 等々・・・ プレッシャーに対しては、決して押しつぶされないように、いい意味で付き合っていかなければなりません。 また、一つの確たる事実として、合格可能性の高い方ほどプレッシャーが高くなります。日々の学習等の手ごたえから合格へのリアリティーを感じるためです。 ですので、決して避けたり、ごまかしたり、無視するのではなく、 「自分自身は合格に値する受験生なんだ、合格まであと一歩のところまできた、もう少し、この調子で勉強を進め
講師を担当させて頂いて良かったことは多々ありますが、その中の一つとして、「合格者の中に天才は存在しない」ということを確認できたことです。 私自身合格まで何年か足踏みを経験しました。 そのようなとき、どうしても気持ちが弱くなることもあります。 「合格者は特別な脳の作りを持った人ではないだろうか?」 「合格者は何か特別な記憶力を持っている人ではないだろうか?」 といった具合にです。 実際に合格した後、講師として多くの合格者の方と直接接することで、上記疑問は全くもって幻想であることがはっきりとしました。 比較的長期に渡って講師業を担当させて頂きましたが、誰一人として合格者の方の中
司法書士試験の択一科目および問題数は下記の通りとなります。 午前択一 ・憲法(3問) ・民法(20問) ・刑法(3問) ・商法(9問) 午後択一 ・民事訴訟法(5問) ・民事執行法(1問) ・民事保全法(1問) ・司法書士法(1問) ・供託法(3問) ・不動産登記法(16問) ・商業登記法(8問) いわゆる主要4科目で全体の約76%を占めています。 とはいえ、一部マイナー科目はその論点自体が主要4科目の論点を修得するために必要不可欠なものも存在します。 (例、不登法の判決による登記、承継執行文、仮処分等・・・)。 上記を踏まえ、綺麗ごとを抜きにして実際に合格者が
直前期真っただ中です。 主要4科目はもちろんこと、マイナー科目もそろそろ仕上げていかなければなりません。 とはいえ誰もが絶対的に時間不足を感じています。 マイナー科目の一部の科目が手つかずな受験生の方も実際にいらっしやいます。また主要4科目と異なり、マイナー科目の勉強のやりづらさを感じている方もいらっしゃいます。 例年の合格者は、主要4科目とマイナー科目の勉強のバランスをどのように取っているのでしょうか? マイナー科目の学習のやりづさは何が原因で、どのようにして対応していけばいいのでしょうか? いわゆる根性論、猪突猛進的な考え方では全ての科目・論点に対してどうしても漏れがで
早いもので4月も残り少しです。 一つ一つ合格可能性を高めていきましょう。 今月の無料記事ランキングとなります。 御参考下さい。 時間をかけることができない民訴は、基本論点が本当に大切になります。 pic.twitter.c
勉強しなければならないのは分かっている。 でもどうしでもやる気が起こらない・・・ せっかく今日は時間があるのにすぐに集中力が切れてしまう・・・ いっそのこと今日は休もうか・・・ 合格体験記等で合格者は直前期10時間以上勉強している記載がありますが、その数字自体は真実です。どうしても仕事があって平日2~3時間といった方でも、この時期休日は10時間以上勉強したという方が合格者の中で圧倒的に多数派です。 ではどうすればそのように長時間勉強することができるのでしょうか? モチベーションはどのように保っているのでしょうか? そういった方は生まれつき何か才能があるのでしょうか?
直前期真っただ中です。 そのため受験生の方の中には、どうしても急き立てる気持ちが空回りすることもあります。 例えば、過去問。 本試験合格を勝ち取るためには、過去問論点は絶対に修得しておく必要があります。なぜなら過去問論点は試験委員からすると当然正解してくるであろうという前提で試験問題を組み立てているためです。事実として、その考えは例年の合格者に当てはまっています。つまり例年の合格者は過去問論点は必ずと言っていい程得点しています。いわば守りの論点といっても過言ではありません。 その絶対に死守しなければならない過去問についてですが、日々の演習の仕方を誤ると全くもって意味がなくなり、
時間に制約のある直前期。 出題可能性の高い論点を確実に修得したい。 前回御提供させて頂きました、「組織再編」に関するレジュメが予想以上の受験生の方に御利用頂いていることから、今回第2弾として「募集株式・新株予約権」に関するレジュメを作成致しました。 特徴 ・論点が網羅されていること(本年度出題可能性の高い未出論点も全て網羅しています)。 ・適時イメージ図を入れ理解を促進し、必要な個所に解説を入れることで丸暗記から脱却できるように工夫していること。 ・直前期に高速で見直せるように、コンパクトさを両立させていること(全P14となります)。 今回の、論点修得レジュメ「募集
”有効な無駄”という考え方があります。 それ自体直接には本試験問題の論点とはなりませんが、間接的に本試験に必要な論点を修得する際に必要とされる思考を深める効果があります。 そういった”有効な無駄”は、試験対策的には何度も反復して修得する必要性は全くもってなく、一度目を通しておけば十分です。 ですが、一回でも触れているかどうかが必要とされる論点の修得ひいては本試験における得点力、合格可能性に大きく影響を与えることとなります。 今回の記事は、その合格に必要な”有効な無駄”という考えについてです。
あっという間に4月も終わりですね。 残り約2ヵ月強。 思うように勉強が進んでいない方も多いかと思います。 今回の記事は、”記述”を間に合わせる方法です。 漠然と物量作戦と精神論だけでここから間に合わせることは正直難しいものがあります。 貴重な直前期1分、1秒を大切にしたいものです。 しっかりとした戦略の下、最大限効率を上げて進めていきましょう。 記述の遅れを間に合わせるためには、 記述得点力を高める要素を”3つに細分化”した上で各々の能力を高めることが必要です。 具体的に、記述の得点を上げるためには、主に下記3つの能力の底上げが必要となります。
そろそろ各予備校の模試の時期ですね。 答練の受講の要否は別として、模試は受講して頂くことを強くお勧めします。大手予備校の模試を2校受講してみて下さい。 ただし大切なことは、その活用の仕方です。 今回の記事では、模試を受講するにあたっての活用法、目的に関してです。 模試に関しては、決して高得点を狙うことや、未出論点を拾う場ではありません。本試験合格に絶対的に必要となる”別の活用法、目的”が存在します。例年の合格者レベルの受験生の方は、意識的に若しくは無意識にもこの方法を取り入れています。 今回の記事では同時に予備校の内部事情にも説明の必要性の観点から触れています(講師時代はとて
「頑張って下さい」という言葉。 勿論その言葉の本意は、”応援しているよ”という前向きなメッセージにあると思うのですが、受験生時代から個人的にどうしても好きになれませんでした。誰も好きで手を抜いているわけではなく、各々の事情が許す範囲でもうすでに十分に頑張っているためです。 ですので講師時代、私は受験生の方に対し口にすることはありませんでした。 「日々の勉強は、合格可能性を積み重ねているとイメージして下さい」 この言葉は頑張って下さいという言葉の代わりに、私が講師時代選んだメッセージです。 直前期どうしても受験生の方は弱気になることもあります。 「こんなに覚えられな
しっかりと勉強しているにもかかわらず、基準点付近で足踏みをされている受験生の方、司法書士試験の場合非常に多いです。 過去問はほとんど解ける、テキストの読み込みもしている、答練・模試に関しても納得いく得点を得ている。 でもここ数年基準点付近で留まっている。 「これ以上何をすればいいのか分からない」 講師時代、特に中上級講座の受講生の方から非常にたくさん御質問を頂戴していました。 そのようなときに、私は下記の問題を解いて頂いていました。 会社設立時にかかる設立時発行株式の引受けにかかる意思表示には、民法93条1項但書、94条1項の規定は適用されません(51条
よく日々の学習において「質と量を意識しましょう」といわれます。 質は勉強内容、量は勉強時間。 一般的にはこの2つを意味します。 質については、本試験で合格点を取ることから逆算して、日々の学習効率を高めること、量は兼業、専業それぞれ学習環境からくる差異はありますが、特に今の時期は自身の可処分時間全てを費やしていくことを意味することが一般的です。 上記2つに関して、どちらももちろん意識しているよ、とお考えの方がほとんどだと思います。ですが、現実には合格者とそうでない方とはっきりと結論が分かれています。そのそれぞれの差異はどこから現れるのでしようか? 私は、講師時代よくマン
会社法の問題です。 会社、譲渡人、譲受人 3つの登場人物を軸に株式の移転をイメージしてみて下さい。 この点に関して、下記2つの場合考え方が異なります。 ①譲渡制限株式である場合において、会社が承認していない場合。 ②株主名簿の名義書換が未了の場合。 それぞれ会社の側から譲受人を株主として取り扱うことは可能でしょうか? 形式はともあれ、仮に本試験にこの問題として出題された場合、合格者レベルであれば対応します。 「未出論点でこんな問題みたことないよ」 という声が聞こえてきそうですが、この点がまさに合否の分水嶺といえます。 今回の問題はあくまで例題であり、大切なことは正解を