娘の嫁ぎ先のご両親が、遠く奈良から安産祈願にいらっしゃることになり、二泊三日のショートステイをお願いした。あちこちを案内してご両親を空港に送ったその翌日、ショートステイから帰ってくるはずのお昼前に、訪問診療の医師から電話。義母の容体が急変し、施設から連絡が来たが遠くにいるため、救急車で搬送するよう指示したと。お昼前に、椅子に座ったまま少し嘔吐し覗き込むとすでに息はなく心肺蘇生に手を尽くして下さったがそのままあっけなく逝ってしまった…。嘔吐が原因ではなく、急性心臓死との診断。かかりつけ医が看取れば、老衰となっただろう。おばあちゃん、がんばって生きたね。数え年96歳。見事なまでの最期だったよ。今日、二七日。まだ信じられないような気持ち。眠ってるように穏やかな、変わらない表情にみんな驚いていた。どうか、安らかに...あっけなく。